私の育った日本。
その日本の美しい歌を、CDにするためのプロジェクトです。

日本の音楽は特別で、各段な美しさがあります。
それは、音楽の中に日本の風景が溢れているからです。

ドイツ人プロフェッサーK.M.Leifeldの提案で、日本歌曲のCDを作りましょうと計画し、早や10年が過ぎました。
プロフェッサーのご体調と、そして、私の海外公演のスケジュールで、この10年、お互いに録音をするタイミングを結局見つけられず。
そしてプロフェッサーは、長時間ピアノを演奏するのは難しい御年になられました。

プロフェッサーがお元気なうちに、日本歌曲のCDを完成させたいと思い立ちました。

しかし、私の思い描いている日本の風景を音にできるピアニストが、プロフェッサー以外には見つからず...
それは、表現力の有無や、ピアノの上手い下手ではなく、先ずは、日本の風景への憧れが演奏に聴こえてくるかどうか、そして、音楽への愛、人間への尊敬が聴こえてくるかということ… 何人かのピアニストとお話しし、私の音楽作成への想いは傷ついてしまいました。
遠い日本には、私と同じ想いで演奏してくれるピアニストはいますが、何はともあれ、私にはあまり時間がない…急いでCDを完成させたい。

それで、思いついたのが、自分で伴奏を作る事です。
何分、クラッシック音楽をやってきたアナログ演奏家なので、試行錯誤で苦労していますが、ピンチはチャンスとはよく言ったもので、ピアノ伴奏だけの曲とは違い、イメージを音にした面白い音楽が出来上がってきます。（ 私の歌は、全てライブの一発録り、加工無しです。 ）

プロフェッサーは28歳の時から、日本で20年間、声楽科の教授として働かれました。 プロフェッサーの愛する日本の風景 そして、私の育った日本の美しい風景 この風景を音楽に詰め込んで、CDに残したいと願って取り組んでいます！

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